ラオスの紹介 ラオスの歴史 位置と国土 気候 人口と民族 |
ラオスは かってはインドシナの戦火に巻き込まれました またアジアの経済危機の影響をストレートに受けたラオス 海外からの経済援助に頼っています。しかし
その中で暮らす人々の心は常に豊かでほほ笑みを絶やさない 微笑の国です。
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ラオスの歴史 |
ラオスが歴史に登場するのは14世紀中頃 ランサン王国(ランサンとは百万頭の象という意味)がルアンパバンに王都を定めた頃からでです。
16世紀には絶頂期を迎えました その後ヨーロッパとの交易が行われイタリア人伝道師らに ヴィエンチャンは当時の東南アジアでもっとも荘厳な町であると評されていました
18世紀にはいると王位争奪の争いから、ランサン王国はヴィエンチャン ルアンパバン チャンパサックの3つの国に分裂します その後1893年フランスの植民地となり
ランサン三国はラオ族のラオを複数形にしてラオスと呼ばれるようになりました。
その後も、右派、中立派、左派の対立による抗争と、列強の介入により拡大するベトナムの戦争に巻き込まれ政治的混乱の時代が続きました そして1975年、ラオス人民革命の勝利により王制を廃止し
現在のラオス人民共和国ができました。
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位置と国土 |
ラオスは タイ カンボジア ベトナム中国 ミャンマーの5カ国と国境を接した内陸国です 国土は日本の本州ほどの広さで 236,800平方Kmあります。
そのうちの約70%が高原や山岳地帯で シェンクアン県のプービア(ビア山)は国内最高峰(2,820m)です。
中国のチベット高原に源を発する 全長4,350kmのメコン川は森の国ラオスを1,900kmに渡って流れています。下るに付け次第に水かさを増したメコン川は
ラオス南部では川幅が14kmにも達する さらにカンボジアを抜けて ベトナムから南シナ海に注がれていきます。 |
気候 |
熱帯性モンスーン気候に属し ラオス中部では雨季(5月中旬から10月中旬)乾季(10月中旬から5月中旬)の2つのシーズンに分かれます また乾季は涼しい季節(ラドージェン)と暑い季節(ラドーホーン)に分かれます。 雨季が始まるのは5月のロケット祭りの頃です。
雨季の8月中旬以降 バケツをひっくり返したような猛烈な雨が降ります しかも雨が何日も続きます 雨季が終わるのは10月のボート祭りの頃です 雨季が終わりを告げるとき
急に風向きが変わります するとあっという間に乾季になり雨がほとんど降らなくなります。
涼しい季節は12月 1月ですが 10度以下に時々なります 1990年以降カムワン州タケクで最も温度が下がったのは 一度
ですが5度まで下りました。暑い季節は2月から4月です。
近年ラオスも気候の変動が起きています これも地球温暖化と関係があるのでしょうか
しかしタイのバンコクとは違い 湿度が少ない為 日陰に入るとすごし易い |
人口と民族 |
ラオスの人口は520万人(2000年7月現在)そのうち約10%がヴィエンチャン特別市に集中しています 民族もモン族 ヤオ族 アカ族など多様性があり
その数68ともいわれ 独自の文化を育んできました 民族は大きく分けると次の3つになります。
低地ラオ族(ラオルーム)ラオス人口の70%を占め メコン川流域地域に住みます 女性は伝統的なシンというスカートを纏っています。
丘陵地ラオ族(ラオトゥン)ラオス人口の20%を占めます。
標高1,000m以上の高地に住む人々のことを 高地ラオ族(ラオスーン)といい ラオス人口の10%を占めます 山岳地帯に住んでいます 女性は膝丈位のスカートやズボンをはき
民族によっては 帽子をかぶっています。
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ラオスの産業
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ラオスは農業国であり 輸出産業としては 木材と 水力発電による 電力の輸出がメインです。
ラオスの伝統的産業は 絹 木綿の手織物 銀細工 竹製品 木製品 竹製品です。
ラオスは 消費人口が少ない為 工場は 小規模のものがほとんどです。
近年小規模な工業製品を作る 工場が出来だしました しかし大部分の工業製品は輸入に頼っています |